ガスボンベさんの日々の記録

ポーカー初心者が上級者を目指して日々奮闘していきます

PokerStars50nlzで一万ハンド達成。

座学期間を経て実力は向上したのか?

お久しぶりです。ガスボンベです。10月は丸まる座学期間にしていてStarsもセルフロックをかけていたので一か月ぶりの実践となりました。

座学しかやっていなかったので著しくポーカーの腕が落ちていないか不安でしたが、なんとか一つ上のステークスで戦っていけそうで安心しています。

マンスリーチャレンジは50nlzの一万ハンドでこれしかたまらないのは絶望を感じていますが、何とか一周はしようと思います。

(追記 どうやら11月1日にはマンスリーチャレンジが来ていなかったようで、実質4000ハンドほどしかカウントされていなかったみたい。一万ハンドで1000pt以上たまるようなので頑張ってプロモ期間を走り抜けたい!)

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レーキバック

さて、前置きが長くなりましたが50nlzの累積1万ハンドの詳細と、一か月の座学の内容、そして2nlzから50nlzまでの各ステークスの特徴等に関してはなそうかなと思います。

ます、50nlzの1万ハンドの収支は以下のようになります。

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50nlz 1万ハンド

25nlzと比べて赤線がやや下がり気味ですが、winrateだけでみれば25nlzよりも出ていたのは驚きました。おそらく短期的な上振れの面が大きいと思いますが全体として戦いにくさを感じることは今のところないです。また、休日の夜間は200人前後、平日の昼間は50人前後と、時間帯によって人数に大きな差がみられましたが、時間帯によってやりずらさが変わることはありませんでした。

どの時間帯にもレクと呼ばれる人は存在するので、卓を選ばずに、淡々とプレーするので問題はないかなという印象です。

50nlzといえども、ベットがバリューに寄ってしまう傾向は強い気がするので引き続きオーバーフォールドすることが利益的になると感じました。

また、自分自身もブラフのコンボ数が著しく少ない局面を作ってしまうことも少なくないので、そのあたりのリークを50nlzをプレーする中で克服できたらなと思います。

 

ここからは1か月の座学期間にやったことを書いていこうと思います。

 

まず、GTOwizardのプリフロップを再現することの精度を高めました。

具体的には、wizardの画面を地道にスクリーンショットを取ってファイルに保存していきました。その時に、STRATEGY +EVというモードに切り替えることでレンジのEVをハンドごとに可視化できるのでお勧めです。

たとえば下はCOのオープンに対してSBが3betを飛ばしてきたときのCOの推奨されるプレーラインです。

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COvsSB3bet

ここで、相手のSBの3betレンジがwizardよりも狭いと感じるならEVが0になっているような頻度で抵抗しているQJsやQTsなどはピュアフォールドすることなどでエクスプロイトにも役立ってくれます。

逆に、相手がQJsやQTsをピュアフォールドしてくれるプレイヤーだと感じるなら、SBのレンジのうち頻度で3betを返すハンドの頻度を上げることでエクスプロイトをすることも有効かもしれません。

多くの人は2zや5zで覚えたあいまいなプリフロップレンジを使い続けていたり、3betに対抗するレンジがポジションによってほとんど変わらない人もいるかもしれません。

ポーカーはプリフロップで80%が決まるといわれるように、プリフロップの有用性は計り知れないと思っています。

フロップ以降の戦略について勉強を深める前にプリフロップの理解を深めることでより精度の高い座学ができるかもしれません。

 

プリフロップの勉強以外では、run it onceを購読しました。

プロが解説付きで100や200nlzをプレーしている動画は貴重ですし、非常に勉強になりました。zoomagaも購読を始めたのですが、よりプレー動画を見たいと思ったのが購読のきっかけでした。

ただし、難点として英語オンリーで字幕がないためすこし苦労するかもしれません。

私も英語は1年以上触れていなかったので勘を取り戻すのに苦労しています。(;^_^A

エッセンシャルコースは月額25ドルですので、新しい刺激が欲しい方にはおすすめです。

 

また、ポストフロップに関して勉強もしたのですが、体系的に身についた気がしているのはUTGvsBTNのSRPくらいですね。

ポストフロップの勉強をしようと思って座学期間を設定したのですが、なかなかはかどりませんでした。勉強が進んでいる方にはぜひともご教授願いたいと思っています。

私の座学期間のもう少し詳しい内容につきましては需要があるならば別の形でシェアしようかなと思っています。

 

最後に簡単ではありますが、各ステークスの特徴やクラッシュするうえでの指針について書いてみようと思います。

マイクロレートについては直近の情勢を加味したものではないので若干のずれがあるかもしれませんがご容赦ください。

 

マイクロステークス

  • 2nlz 

2nlzをクラッシュできればおそらくアミューズメントカジノなどでは負けなしのレベルだと思います。Twitter等ではより高いステークスを打っている人や、2nlzをそもそも打たずにもう少し上のステークスから打ち始めた人などが目立つため過小評価されているように感じますが、この先のステークスをクリアする礎であることは間違いないと思います。

このレートをクラッシュするために必要なことは、①簡易的なプリフロップを覚える、もしくはチャート表を見ながらプレイする。②cbを打つ。③自分のハンドが強いのか、弱いのかを知る。の三点だと思います。

まずは①から説明していきます。

オープンするハンドの指針が存在する理由は、ブラインドが存在することです。

6人テーブルでは2/6でビックブラインドかスモールブラインドを支払う必要があります。もし、ブラインドの支払いがなければひたすらにAAを待ち続けてプレーすればよくなります。しかし、ブラインドの支払いがあるゆえに、それ以上の利益を出すために仕方なくKQsやJTsをプレーするのです。

多くのプレイヤーの思考は逆で、なんとかよりたくさんのハンドをプレーしようとします。スーテッドやコネクトしているという理由でプレーしようとしたり、AがあるからとUTGからA3oをオープンする人もいます。

プリフロップレンジの存在する意義を念頭にタイトにプレーすることでこのようなプレイヤーたちのハンドをぽ周防フロップ以降で自然とドミネイトする頻度も上がり、自然と利益が出すでしょう。

次に②のcbetですが、基本的にすべてのボードで1/3のベットをしても利益は出ると思います。それは、①で述べたように、2nlzのレクたちは一見魅力的なJTsや22などのローポケットを参加しすぎているため、cbを打つことで大部分のポットをあきらめなくてはなりません。また、本当はディフェンスしなければならないハイカードやバックドア付きのスーテットハンドなどをオーバーフォールドしています。これらのことからcbについての基本的な概念について学ぶだけで勝てるようになっていくと思います。

最後の③も重要な考え方だと思っています。

①と②ができている人でも、AAやKKなどのプレミアムハンドが入るととにかくオーバープレーをしてしまう人は多いです。かつての自分もそうでした。

具体的には、AKでKハイボードで大きなベットを3回する。KKを持っていて、754などのボードで相手からドンクで大きいサイズのベットをされてターンでオールインされる。

こういうときに大きくポットを落として今までの貯金をマイナスにしてしまうのは非常にもったいないと思います。いくらプレミアムハンドでも20%ほどはまくられることがあることを念頭に、素直に諦められるとプレーの質は向上するはずです。

 

  • 5nlz

私は2と5に壁を感じました。2nlzで勝ち越しているのに5nlzで勝てない理由はいくつかあると思います。具体的には①3betのレンジ、3betに抵抗するレンジを覚える。②HMなどで自分のスタッツが適正とどれほど乖離しているかを確認する。

2nlzでは3betされるハンドがQQ+とAKくらいですが、ステークスが上がるにつれてそのレンジはやや広がっていきます。そこでオープンするハンドだけではなく、3betについての知識も必要になってきます。まずはプリフロップレンジ通りにプレーしてみてそこから調整していくのが良いでしょう。また、HMなどを導入し、自分の収支だけではなく、スタッツの理解を深めることも重要です。知らない用語やその適正値などを大まかに知っておくことは自分の弱点を知る手助けにもなると思います。

 

  • 10nlz

10nlzからは、ハンド対ハンドから徐々にレンジ対レンジの考え方ができるようになるとクラッシュの糸口になるかなと思います。

プリフロップの理解が進むにつれて相手のハンドレンジの推測の精度もあがり、自分のハンドがバリューなのかブラフキャッチなのか。また、バリューを取るとしたらどこからとるかなどを考えることができるようになります。

例えば、自分がベットする理由やコールしてほしいところや降りてほしいところをプレー中に口に出してみるとより思考が進むかもしれません。

最近ではdiscord等で配信をする人も増えたので参考にしてみるのもよいかもしれません。

基本的に10z以降はレンジ対レンジの精度をどこまで上げていけるかだと思います。

私は10zの壁を抜けてから25zでつまずかずに50zにステークスを上げられたのもこの考え方ができるようになったからだと思います。

 

やや長くなってしまいましたがこのあたりにしようと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

50nlzクラッシュへ頑張っていこうと思います!